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よく知らない。よくわかっていない。
しかし、知らないなりに、わからないなりに、「歌舞伎」は観て、感じれて、楽しい。
何も知らない素人の我が身だが、歌舞伎は面白い。

(イメージ写真下に続く)

毎月1週間程度、映画館で「歌舞伎シネマ」が上映される。
松竹が制作上演した「歌舞伎」演目をデジタル撮影し「映画化」して、映画館に配給する。
かなりの高精細映像で、役者のドアップ顔面の映像もあり、編集も工夫されている。
リアル舞台とは異なる個別の映像作品として、成り立っているのではないか。

昨年知って、それから機会あれば映画館に足を運んでいる。
今回久々に、月イチ歌舞伎シネマを観る機会を得た。

作品は、「め組の喧嘩」。
2012年5月に浅草・隅田川ほとりに設営された「平成中村座」で上演された演目らしい。
リアルでは、当然に観ていない。

が、なにげに思う。
「中村勘三郎」が好きな演目だったのではないか。
気風がよくて、情に濃く、義を通す。
そんな役処が似合う。

今は亡き「勘三郎」が、
「そうよ。この役処、おもしれーじゃねーか。」と言っているようだ。

火災都市と言われてきた江戸。
その江戸を命を張って守ってきた「火消し屋・いろは48組」
気風(きっぷ)もあれば、意地もある。
そしてプライドがある。
プライド掛けて、喧嘩する。

「火事と喧嘩は江戸の華」

この作品は、そんな時代が背景だ。
傾(かぶ)く者にとって、火事と喧嘩は格好の材料だったのだろう。

歌舞伎・傾き役者陣は、その材料を自在に扱い、エネルギーを舞台から放出する。
粋な傾(かぶ)く者を、粋な傾(かぶ)き役者が演じて、傾(かぶ)きエネルギーを放出する。
月イチ歌舞伎シネマでは、手軽に銀幕からそのエネルギーを感じることが出来る。

そして、エンディング。
度肝を抜かれた。

舞台背後の仕切りが開け放たれ、舞台空間が突き抜けた。
突き抜けた先に東京・隅田川の堤防が、そしてまたその先にスカイツリーが見える。
そして、
突き抜けた空間から、一団となった群衆が掛け声と伴に現れる。
でかく、きらびやかで、神神しい神輿が一団の群衆の上で揺れていた。

昔30年程以上も前、おなじような光景を観た。
東京・新宿・花園神社、前衛的演劇家・唐十郎が主宰する紅テントでだ。
エンディングで、舞台後ろのテント幕が開き放たれ、ブンブン回転している黄色い重機の中で、李鈴仙が舞っていた。
(参照:関連記事:記憶に思う。東京・新宿。映画、芝居、劇場の街。は、こちら)
すこぶる前衛的な演出に、身を震わせたことを、思い出す。

その時の高揚感を、今ここ空調の利いた映画館で体感している。
「歌舞伎」は、いつの時代も、前衛的で、チャレンジャーだったのではないか。
そしてイノベータ(改革者)である。
そんな「歌舞伎」は、面白い。
そんな歌舞伎界に、中村勘三郎がいた。

合掌。


P.S.
実は、この歌舞伎シネマは今月はじめに109シネマズ菖蒲で観て、下書きしていたものの投稿していなかった記事。
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/ FP事務所 ネクストプレイン /



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