フェイク(偽)で大被害。JALが振込み詐欺に遭う。被害額3億8千万円。
日本の大企業が、フェイクで大被害を負った。
「JAL(日本航空)が振り込め詐欺の被害に逢った」というニュースが飛び込んできた。
被害額がなんとも巨額だ。
総額3億8千万円。
各社の報道では、
過日JALの担当者は、取引先を装った「航空機リース代金の支払い要求」に係る偽メールを受信し、
その要求に基づき、3億6千万円を偽口座へ支払った。
ボーイング777のリース代金支払い用の口座変更を伝えてきたeメール(偽メール)がその発端らしい。
その送信元e-mailアドレスは、担当者のアドレスと同一だったこともあり、変更指定された(偽)送金口座へ送金してしまった。
が、数日後に真の会社・担当者から送金督促があり、発覚した。のだという。
実は、今年夏にも同様な手口で2000万円程度を誤送金している模様。
総額で、3億8千万円。
上記の事件は企業を対象とした大型事例であるが、全体的な傾向はどうだろうか。
警察庁によれば、本年(1-10月累計)の
振り込め詐欺等の特殊詐欺件数は、依然として増加傾向。
中でも、「オレオレ詐欺」は、件数・被害額ともに前年比で増加している。
平成29年上半期で、被害額162億円。認知された件数6,632件。
1件あたりの被害額は、単純平均で244万円。
日本全国で、毎日どこかで概ね20件の「オレオレ詐欺」被害が発生している。
(イメージ下に続く)

どうすれば、いいのだろう。
●事前準備
・できるれば、発信者番号が表示される電話機と発信者番号表示サービスを利用したい。
ナンバーディスプレー:発信相手の電話番号が自宅の電話機モニターに表示される
●電話かかってきて、
・モニター表示された電話番号に見覚えなければ、電話に出ない。
●電話かかってきて、出るときには、
・相手確認できない状況で電話に出る際には、自分から名乗らない。
①着信電話に応答する際に、先に自分を名乗らない。
②相手の名を憶測で、問いかけない。
子供(息子等)の名を安易に電話で呼びかけない、問いかけない。
●電話に出て、大変な事を伝えられたら、
・心臓バクバクしたら、
・その時、その場で、一人で、判断しない!!!!
⇒一端、電話を切る。
先方には、
「そんな大事な事、今ここで決められない。」と、
その後、家族からの電話であれば、
⇒「後で連絡するから」
その後、家族以外からの電話であれば、
⇒「後で連絡しますから、お宅の会社名と連絡番号を教えて」
時間を遮断し、その場から引き、一端冷静になる。
そして、相談する。
別の家族、友人、警察、行政、福祉関連機関に、、、
●電話切って、確認する
・電話で名乗った子供(息子等)へ、既知の電話番号に向けて電話する。
・電話かけてきた本人以外の家族(夫、妻、子供)に相談する
・警察#9110
埼玉県警サイトのミニテストを紹介したい。
●埼玉県警察のホームページ
振り込め詐欺撲滅ミニテスト
以下の頁のかなり下部にあるが、ご参考にされたい。
有事を伝えられたら、
・その時、その場で、一人で、判断しない!!!!
・電話を切る。
・一端その場から離れる。時間を置く。
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/ FP事務所 ネクストプレイン /

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