ニュースに思う。モンドセレクション。肩書その価値は?
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【素浪人スーダラLOG】
バリバリ昭和の素浪人が綴ります。
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WBS(ワールド・ビジネス・サテライト) 。
テレビ東京で平日23時から放映されているニュース番組で、
MCの大江麻理子さんが、テキパキと進行を勤め、好感もてる番組のひとつだ。
前回ブログ(医療に思う。肩書を買っている?)を書く最中に、フッと思い出す。
「肩書」を問う画組をWBSで見た?
数か月前にWBSで見たゾ。
そんなことを思い出した。
食品の品質審査会の裏側を特集した番組があったハズだと、記憶を繰り寄せる。
録画番組を探り、6月12日の録画を見つけた。
『モンドセレクション』
菓子好きの方、アルコール飲料好きの方は、この名称を聞いている、見ていることもあるだろう。
(イメージ写真下に続く)

モンドセレクションとは、欧州に本拠地を置き消費者向け製品の品質審査会を主催する民間団体名であり、また高品質と認定された製品に対して授与される名称をいう。
審査対象は、食品、ビール・ワイン等だ。
27万円程度の参加費用を支払い審査応募した製品は、団体独自の基準にて絶対評価され、当該基準に適合するとその品質が認証される。
品質認証された製品は、認証レベルにより4種類の賞が授与される。
金賞、銀賞、銅賞。
実は、金賞の上に、最高金賞がある。
冒頭の番組では、応募総数の90%近くの製品が品質認定され、なんらかの賞を受賞する。と。
そして今年度は、受賞約2,700点中、日本製品が1,800点が受賞している。との事。
そして、受賞製品は、認証の証として製品に規定のロゴ(受賞マーク)を表示することが出来る。
その後受賞者は、受賞実績を販売促進ツールとして最大限利用する。
そして、売上を伸ばす。
受賞前の10倍の売り上げに繋がった事例もあるようだ。
高品質が評価され、「受賞」という肩書を持つ製品。
肩書を販促ツールとして活用する製造・販売企業。
肩書を品質の証として、信頼して受け入れる我々消費者。
「モンドセレクション」の日本語ホームページに、表記されている。
責務は、販売のための強調表示と実際の栄養価が対応していることを確認することです。判断にあたり、試験室における分析データが使用されます。
試験結果と製品に表示されている内容を照らし合わせ、整合性がとれているか確認します。
「モンドセレクション」における品質とは、
「美味しさ」の審査、評価でなく、
実際の栄養価、実際の成分、実際の食感(味)が、いかに正確に表記・表現されているかの検証、検証に対する評価。と言う事?
だから、絶対評価。
だから、もともと厳しい品質検査を行い、表示に厳しいルールを課している日本の食品は、受賞しやすい。
だから、年に一度開催される授賞式に日本人が大挙して訪れる。
「モンドセレクション」は、「美味しさ」の評価・審査でない。
のであれば、受賞者はその意味合いを正確に広報すべきだ。
「モンドセレクション」に「美味しさ」を求めることは、筋違いなのだろう。
「美味しさ」を求める消費者を惑わしてはならない。
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/ FP事務所 ネクストプレイン /

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