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オヤジ(父)が他界して、おおよそ一か月半になる。
先週末、オヤジの49日の法要を実家近くのお寺さんで営んできた。
慌ただしい週末の後、自宅に戻り、ひと段落の思いの中で、ひと呼吸だ。

本日、快晴。
ただいま午前10時。風もない。
穏やかな日差しが室内奥まで届いている。

じいちゃんの法要、してきたよ。と家内の位牌に向かって報告。

位牌を背中にして立ち上る線香の煙が、窓際から差し込む日差しに包まれ、室内を漂っている。


居室内で「天空に舞う淡い紫紺の雲」を見る。
自宅で、初めて見る光景だ。
従前同じような事があったとしても、気が付かなかったのかもしれない。
気持ちの置き所によって、見えないこともあり、見えることもあるのだろう。


家内は、「千の風」のごとく、天空を舞っているに違いない。
と日頃から何気なく思っていた。
  送り火や 妻の面影 宙(そら)に舞う
  (妻の新盆にて)
そんな思いが、自宅で可視化させたのだろうか。

室内を静かに漂う紫色した雲に見とれながら、フッと

家族が減った。
・・・・・
親族おいても、家族が減っている。
・・・・・

この数年、高齢の親族を見送るため、法要に参席する事が増えた。
親族には、大正生まれから昭和ひとけた代の生まれが多い。
数年前から、親族の法要には。私が出席するようになっていた。

今回のオヤジの法要には、亡くなった親族に代わり、その息子・娘が参席されている。
そんな家が、年々増えてきた。
そして法要後の会食では、息子夫婦・娘夫婦の子供の話で盛り上がる。
そんな事が、次第に増えてきた。

代替わりしてきている。
家族は新陳代謝する。

そして、命が繋ながっていく。
生きている者が、最善を尽くして命を繋いでいく。

「命を繋いでいってよね。」と、

日差しの中で静かに舞っている線香雲が、語り掛けてきた。


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/FP事務所 ネクストプレイン/


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最終更新日2017-12-24
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