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企業の不祥事が後を絶たない。
企業トップが受け取る報酬の過少申告
企業トップによるインサイダー取引
企業トップの先導による粉飾決算
企業トップが見逃した検査不備
個々に挙げたらキリがない程に、その事例は枚挙にいとまがない。

こんな事例を聞き及ぶにつれ、
渋沢栄一が提唱してきた「論語的思考を携えた経営」が必要なのだ。と、つくづく思う。

(イメージ写真下に続く)


欲望を抑えられない輩(やから)が不祥事を起こす。
企業トップだからこそ、トップOB,株主など利害関係者は多い。
企業トップが担うステークスホルダー(利害関係者)への責任、配慮も甚大であり、ストレスも尋常ではないのだろう。
担った責任を、善なる営みにて全うしようとするのが善たるトップ。
だが時に、善なる手段をギブアップし放棄すれば、良からぬ欲望を生み、ややもすると不正行為へと向かっていくのだ。
責任・ストレスなどの反作用が、良からぬ欲望を生むのだろうか。
それとも私的流用で問答無用なる欲望の仕業なのだろうか。
一度染めた欲望による営みは、循環し途中でなかなか断ち切れない。
一度生まれた不祥事は隠蔽され、その不祥事が長年続くのだろう。

このような不祥事をニュースを聞き及ぶにつれ、本「論語と算盤(そろばん)」が脳裏をよぎる。
この本は、「利の追及」を生業とする実業の領域に「道徳的」思考を根付かせ調和させたい、そんな経営哲学を語った渋沢栄一の談話・講話集だ。

企業における様々なトップの不祥事が続く中、
「道徳的」思考を加味して事業運営することが肝要となっているのではないだろうか。
今まさにこの時代において、約100年前に出版された「論語と算盤(そろばん)」思考を、まさに今、見直して欲しいものだ。

(追記)
「論語と算盤」が発刊されたのは1916年。
渋沢栄一76歳の時である。
編集者であり実用書の著者である梶山琳が、渋沢の講演・講話を整理・編集し、東亜堂書房から出版。
以降、国書刊行会や角川学芸出版からも再刊されている。
(出典:本「現代語訳論語と算盤」)


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