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「一見は百聞にしかず。」

その場その時を切り取ったハズの「写真」は、その「一見」に相当すると言ってもイイ。
客観的事実を切り取ったハズの写真。
が、その写真を見た者の主観的な印象は、それぞれ受け手によって随分と異なるコトがある。

そんなコトを感じさせてくれたニュース番組を見た。
テレビ東京、平日朝5時45分から始まる番組「Newsモーニングサテライト」。

その番組で話題としたのは、先週末(2018.06.08-09)に開催された主要7ケ国首脳会議(通称、G7サミット)で撮られたスナップショット。
メルケル独首相のインスタグラム(公式アカウント)に投稿された写真と言われている。
 
( 以下は、メルケル独首相のインスタグラム(公式アカウント)に投稿された写真)
*Instagram(インスタグラム)社に投稿された写真については、「著作権を認めつつも非独占的かつ無料で、譲渡可能かつ再許諾権付きの世界的使用許諾を付与するもの」としている。
*インスタグラム利用規約

世界の大国・強国がこぞって保護主義を強め、世界レベルのリスクを抱える中で開催された主要7か国首脳会議。
開幕当初より、友好ムードはなかったようだったが、その中での撮られた前出の1枚の写真。
写真が物語るのは、集うた主要国トップ及び関係者が、座っている米国大統領を扇状に取り囲んでいる。という客観的事実。

この客観的事実に付加されたメディアの主観的コメントは様々。
番組では、メディアにより真逆の印象・真逆の見解があることを、紹介していた。

ザ・ニューヨーク・タイムズでは、
上記の写真を新聞に掲載した上で、「活発な議論を交わす」という。

ニューヨーク・ポストでは
同じの写真を掲載し、「トランプ大統領にG7参加国が一丸となって不満を表しているようだ」という。

このメディア2社が発信した内容は、随分と異なる。
・「活発な議論を交わす」
・「トランプ大統領にG7参加国が一丸となって不満を表しているようだ」

一方は、好印象。他方は、悪き印象。をイメージさせる。
なぜなら、
一方は、会議の成功を印象させ。他方は、失敗を印象させる。から、
一方は、相互交流を印象させ、他方は、1者と多くの他者との対峙?を印象させる。から。

今回の写真に対するコメントは、あくまで印象を語っているのだ。
どうして、事実を語るハズの写真が、全く反対の印象を持って伝えられるのだろうか?

当事者の俗人的センスに差があるのか?
当事者の現場への関与の度合いが異なるのか?
当事者の感性によって伝えられる印象は異なる。

イヤ、もしかしたら、そんな当事者の個人的レベルでなく、
これは、国際的情報戦の一幕?
これは、メディアと国が仕組んだ世論操作の一旦?

政治、経済、社会的事件などの出来事に対し、他から発信された印象をなんのフィルターもなく無頓着に情報を受け取ることを、ココロしなくてはならない。
なかなか難しいが、情報は、事実と印象に分けて受け取りたい。

情報の受け手は、他者が感じ取った印象をそのまま鵜呑みしてはならない。
ということを受け手側はしっかりと認識したい。

事実と印象が折り重なった情報が伝言ゲームされていく時、とんでもナイ「ニュース」となって世間を席巻していく。こともある。


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/ FP事務所 ネクストプレイン /


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