「情報リテラシー」って何? リテラシーとは読み書き能力。
情報(infomation)とは、①ある事柄についてのしらせ、②判断を下したり行動を起こしたりするために必要な、種々の媒体を介しての知識。
リテラシー(literacy)とは、読み書きの能力。識字。転じてある分野に関する知識・能力。
(上記いずれも、広辞苑第7版による)
広辞苑第7版には掲載なかったが、
我流でこのコトバを(仮)定義したい。
ネクストプレイン流「情報リテラシー」とは、
「目的に沿って安全に効率的に情報収集・取捨選択し、目的達成に向けて情報を組み立て直す力」
情報の海を泳ぐ時、持つべき力だと感じている。
「情報リテラシー」は、安心・快活な生活を手に入れるために必需品だと言ってもいい。
これからの浮世では、持った方がよい、イヤ持つべき力だと考えたい。
持たざる者は、世の中から提供されるコト・モノ・カネを十分に享受できなくなるかもしれない。
今は既にそんな時代。
今後それは益々加速していくのだろう。
◆安全で効率的な情報収集
昨今ネット上では、様々な危険が潜伏し、利用者はノーガードでは安心してネットを利用できない。
様々なネット上のリスクを回避しなながら、そして効率的な情報収集が必要なのでは、と痛感している。
◆真偽情報の取捨選択
ネットには、真偽不明の情報がごった煮状態で、溢れている。
収集した情報は、その真偽と有益性などにより選別することが必要だ。
その選別を誤ると、目的達成のための次の行動をミスリードしてしまう。
◆情報の組み立て、建付け
更に、手元に残った情報を、目的達成に向け組み立て直すことが大事だ。
「情報の建付け(整理)」
・時系列な並び替え
・事実と感情の仕分け
・原因と結果の関係性
・相対的な比較(類似案件との比較)
などなど、
今後、FP目線でファイナンシャル・プランニングを目的とした
「情報の収集・選別・組立」を模索し、その経過を「情報リテラシー」向上に係る記事として、適宜投稿していきたい。
(イメージ写真下に続く)

我流でネクストプレイン流「情報リテラシー」を定義した際に、参考にしたネット上のサイトをご紹介したい。
過去に明示された定義がネット上に掲載されていた。
なんと30年前1986年(昭和61年)に、この言葉は文書に表記されていた。
原出典は不明だったが、以下の参考メモによると、
当時文部省の臨時教育審議会第2次答申において、
https://www.nii.ac.jp/hrd/ja/librarian/h16/h16_lib6.pdf#search=%27%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC%E6%95%99%E8%82%B2+%E5%AE%9A%E7%BE%A9%27
教育現場の中での情報リテラシーを
「情報及び情報手段を主体的に選択して活用していくための個人の基礎的な資質」
として定義したようだ。
また、総務省の通信白書(平成10年版)では「情報リテラシー」を以下のとおり表記。
情報リテラシーの定義には、
情報機器の操作などに関する観点から定義する場合(狭義)と、
操作能力に加えて、情報を取り扱う上での理解、更には情報及び情報手段を主体的に選択し、収集活用するための能力と意欲まで加えて定義する場合(広義)がある。
と表記されている。
さらに民間企業であるITメディア社(ソフトバンクのグループ企業で東証マザーズ上場会社)が公開しているの情報システム用語辞典によれば、
広義には情報機器操作能力だけではなく、
「情報を活用する創造的能力」のことを指し、
情報手段の特性の理解と目的に応じた適切な選択、
情報の収集・判断・評価・発信の能力、
情報および情報手段・情報技術の役割や影響に対する理解など、
“情報の取り扱い”に関する広範囲な知識と能力のことをいう。のだそうだ。
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/ FP事務所 ネクストプレイン /
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