映画、「レッド・スパロー」。ハニートラップは時に愛情、常に度胸!!世界を動かしている?
「レッド・スパロー」
スパローを直訳すると、「雀(スズメ)」。
スズメに似た茶系あるいは灰色系の小鳥全般を指すのだという。
(イメージ写真下に続く)

この映画では、「女スパイ」を意味する隠語として使われている。
試しに広辞苑を探ゥてみたが、見当たらない。
諜報に関連する業界用語なのだろうか。
「スパロー」を反芻してみると、以前聞いたことがある!
お馴染み「パイレーツカリビアン」の主役、「ジャック・スパロー」だ。
従前全く気に留めていなかったが、改めて意識してみると、
こちらの「スパロー」は「決して小さな籠には入らず海を渡り歩く海賊」というニュアンスを表しているのだろうか?
更に、アメリカ海軍の空対空ミサイルの愛称でもあるらしい。
さて、前置きが長くなったが、
この映画は、元トップバレリーナが諜報業界でのし上がっていく半生を描いていた。
バレリーナ・トップを取りながらも、周囲の嫉妬による事故でショービジネスから断腸の思いで離脱。
そして国家レベルのハニートラップ研修センターで教育を受け、諜報現場へ、
女は愛嬌!
という言葉はあるが、
スパロー(女スパイ)は時に(仮想的)愛情、常に度胸!!!
愛情と度胸。
この二つがひとつの身に同居してなければ、この商売はやれないのだろう。
同居させている者だけが、人材として生き残る。のだ。
度胸を満載にして、現場から現場へ渡るスパロー。
スパイ、2重スパイ、3重スパイ、、、、
観ているうちに、彼女はどっち側? 取り巻く登場人物はどっち側????
混乱して、映画の幕は降りる。
欲望渦巻くこの世の中で、ハニートラップ技術は磨かれ、人が育てられ、影からそれぞれを守り支えてきたのかもしれない。
国家レベルで、企業レベルで、そして個人レベルで?
ちなみに、この映画の原作者:ジェイソン マシューズは、元CIAの捜査官だったようだ。
映画で描かれているシーンは、まんざら架空の想像ではないだろう。
現実は、もっと泥臭いだろうが、ここそこにハニートラップは仕掛けられている。に違いない。
冷戦時代の東西国家において、またお隣の大国家でも、
この国でも京に都を置いていた時代から、隠然としてあったのかもしれない。
表の世界は、裏の世界の力を利用して、ここまで来たのだろうか。
光りある処には、影がある。
影が世界を動かす。こともあるのだろう。
そんなコトを、うつらうつら思いながら映画館を後にした。
====================
/ FP事務所 ネクストプレイン /
- 関連記事
-
-
映画、「ばあちゃんロード」。連続するポートレートのよう! 2018/05/23
-
映画、「娼年」。哲学的?欲望の本質を探る? 2018/04/20
-
映画、「レッド・スパロー」。ハニートラップは時に愛情、常に度胸!!世界を動かしている? 2018/04/11
-
映画、「北の桜守」。桜に思いを寄せる。 2018/04/03
-
映画、「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」。壮大なサスペンス抒情詩だった。 2018/03/23
-