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国民年金において、オプション的に追加できる有益な年金がある。
・付加年金

(イメージ写真下に続く)

国民年金の「付加年金」は、以下の被保険者に限って加入が可能だ。
ただし、国民年金基金への加入を検討している際は、要注意だ。
別途記事でご紹介したいが、国民年金の「付加年金」と国民年金基金と併用はできない。

◎第1号被保険者:
  国内在住の20歳以降60歳未満の自営業者、農業・漁業者、学生及び無職とその配偶者
◎任意加入被保険者:
  60歳時点で受給資格期間を有していない者、及び満額期間(40年=480ケ月)を満たしていない者

「付加年金」の保険料は月額400円で、定額だ。
国民年金の保険料(月額16,340円:平成30年)に400円追加納付すると、老齢基礎年金の受給畤に年額200円が加算される。

なんと、一ケ月分の保険料400円は、後日(老齢基礎年金受給時)付加年金200円を2年間受給すれば回収できる。
たった2年間で元をとれるのだ。
3年目以降は、得する一方だ。

一般的には、納付期間は複数月となり、
その場合、老齢基礎年金の受給畤には、年額200円x付加保険料納付月数が増額される。

事例で考えてみる。
22歳に就職し、厚生年金に加入。
38年間サラリーマン生活を続け、60歳で退職。
60歳時点で、国民年金の満額期間(40年)に2年(48ケ月)不足。
国民年金に任意加入すると伴に「付加年金」を追加し、その後48ケ月間保険料を納付した。とする。

この場合、国年金保険料は、月額16,340円(平成30年)。
そして、付加年金の保険料は、月額400円。
納付する保険料は、16,540円 (=16,340 + 400)。これを2年間。
2年間の保険料総負担額は、396,960円(=16,540 x 24ケ月)。

保険料の納付を終え、65歳以降に受給できる年金の増分は、
・年額 43,765円アップ(増額)する。
*算定式 =(779,300円 × 24/480 ) +(200円 × 24) 
     (779,300円は、平成30年度の老齢基礎年金の受給額(満額))

退職後の60歳以降、国民年金に任意加入し、
2年間で保険料(付加年金分の保険料込みで) 396,960円を負担すると、
65歳以降、年金受給額が年額 43,765円アップする。

なんと、保険料負担額は9年チョットで回収(元をとれる)できる。
*回収期間=(保険料総負担額)/(年金受給額アップ額)
     = 396,960円 / 43,765円
     = 9.07年

60歳退職後、「任意加入+付加年金」は十分検討に値するのではないだろうか。
ただし、満額年金額、保険料が今後未来において不変とは限らないことを、ご承知いただきたい。


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/ FP事務所 ネクストプレイン /



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