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家族からリクエストを受け、夜に映画館へ出向いた。

映画、「8年越しの花嫁。奇跡の実話」。

題名にあるとおり、ノンフィクションで、モデルは実在の夫妻だ。

試練を乗り越えた二人。
と、そんな平易なコトバで言い尽くせズ、
と、そんな安易な語彙では表現できズ、
超絶なコトをやってのけた二人の物語。いや二人を囲む実話だった。

婚約し式場を予約して間もなく、未来の花嫁は原因不明の記憶喪失を訴え、その数日後に病院へ緊急搬送。
辛うじて心肺停止を脱し、人口呼吸器で辛うじて命を保つも、体は痙攣を続け、脳は眠ったまま。

寝たきり状態の彼女を、婚約者の彼は毎日病院に見舞う。
毎日。
雨の日、風の日、毎日。仕事前にバイクで昏睡状態の彼女を見舞う。
毎日だ。
目を覚ますかどうかわからない、そのまま植物状態になる可能性も医師から示唆されている中で、毎日見舞う。

寝たきりでいつ目が覚めるとも判らない彼女の手足をマッサージする。
好きな曲を聴かせる。

彼にとって、彼女を見舞う。
それは「献身」だったのだろうか。

というより、揺るぎない「信念」だったのだろう。
いつかまた、彼女の言葉を、また必ず聞けるハズ、
いつかまた、彼女の笑顔を、また必ず見れるハズ、

というより、必死な「祈り」だったのではないか。
彼女が掛けてくれた言葉がまた聞けますように、
彼女が向けてくれた笑顔をまた見られますように。
また声を聞かせて欲しい。
また笑顔を見せて欲しい。
何でもやります。
お願いします。
無心の祈りだったのではないだろうか。

というより、彼女の傍(そば)にいたいという強烈な「思い」。

その「信念」が、
その「祈り」が、
その「思い」が、行動させたのだ。
信念の強さ、祈りの強さ、思いの強さに驚嘆する。

この「信念」「祈り」と「思い」は、
彼から彼女への一方向性でなく、双方向だったのではないか。
眠っている彼女からも、
深層の無意識の中に持ち合わせていた同様な「信念」「祈り」「思い」を、
彼に向けて発信していたに違いない。

35億分の1の女と35億分の1の男が出会い、
それぞれが相手を思う力を持ち続け、
その力を届けきったコト。その力を受け取りきったコト。
これが奇跡なのだ。

双方向性の「信念」「祈り」「思い」が起こした奇跡的事実は、必然的だった。
強い意識または無意識のエネルギーは相互作用した。
現世の科学では解明できないコトもある。
そんな物語があってもイイ。

(イメージ写真下に続く)

映画の配役がよかった。
若手の二人。
佐藤健と土屋太鳳。
この二人は大適役だった。

そして、脇を固める俳優陣がよかった。母親役を担った薬師丸ひろ子がいい。

映画館を出た後に、
モデルになった実際の夫婦のコメントをYouTubeに見つけた。
二人とその家族のためだけに開かれた試写会後の、当人のリアルな感想だ。
『本当に自分たちの過去そのもの。
 普通に生活できているのが、すごく幸せ。』

今の日本にこんな二人を知り得たコト、こんな実話を知り得たコトに感謝。

そして、「普通に生活できることに感謝」
そんな基本を改めて感じさせてくれたこの映画に感謝。


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/ FP事務所 ネクストプレイン /



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