ニュースに思う。公表された路線価、一物四価のうち。

先日(7月3日)、土地の評価額「路線価」が国税庁から公表されました。
東京の銀座5丁目の銀座中央通りが1平方m当たり4,032万円になり、
バブル期(平成4年)の3,650万円を超えた。と各メディアが報道していました。
バブル期(平成4年)の3,650万円を超えた。と各メディアが報道していました。
巷では、消費支出が伸びないと報道されている中で、
前出の路線価はバブル時期の評価額を前年比で10%強伸ばした。との事。
前出の路線価はバブル時期の評価額を前年比で10%強伸ばした。との事。
このニュースを聞き、
数ケ月前に同様な土地評価額のニュースがあった事を思い出します。
数ケ月前に同様な土地評価額のニュースがあった事を思い出します。
え、また。
年に何度も評価替え?と思ってしまいます。
改めて、行政から公表される評価額を以下に整理しました。
モノに対して「一物一価」という原則もありますが、
行政が公表する土地に対する評価額は、4種類。
行政が公表する土地に対する評価額は、4種類。
「一物四価」です。
*一物一価
自由な市場にて同一の市場の同一時点においては同一の価格。
自由な市場にて同一の市場の同一時点においては同一の価格。
◆一物四価
1、公示価格
・国交省が標準地を選定し、毎年1月1日において判定される「正常な価格」
・標準地は、全国で2,600地点(平成29年度)
2、基準価格
・各都道府県知事が、毎年7月1日時点の基準地において判定した価格
・基準地は、全国で約22,000地点(平成28年度)
・基準値の一部は、公示価格の対象地(標準地)と重複している模様
・公表は、毎年9月
3、相続税評価額
・国税庁が毎年1月1日時点において評価する土地の価格・相続税や贈与税を算定する際の基準であり、「路線価」及び「評価倍率」を公表
・路線価とは、宅地が面する道路(路線)に設定された標準的な価格
・対象は、全国の主要な道路に面した約33万地点
・公表は、毎年7月 (←今回の報道はこれ!)
4、固定資産税評価額
・各市町村が、毎年1月1日時点で評価する土地
・家屋の評価額
・土地、家屋(固定資産)の所有者に対し、固定資産税を算定するための基準となる評価額
・評価額は3年に1度評価替え。直近では2015年(平成27年)に評価替え
・土地、家屋(固定資産)所有者へ、納税通知書にて、評価額及び納税額を通知
・通知は、毎年春ころ
複雑です。
複雑です。
複雑な評価(値付け)は、混乱を招きます。
もっとシンプルに評価(値付け)されないのでしょうか。
シンプルな値付け、シンプルな市場、シンプルな行政。がいい。
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