真空管アンプ作りする先輩と昼飲み。出会いの後、先輩家族の事を聞く。
昨日、20数年前の職場の先輩と待ち合わせの約束していた。
過日の投稿(先輩と真空管談義。買えなかった真空管事件。)で書いた先輩だ。
東京・上野公園の西郷さんの銅像の元に午後3時に待ち合わせ、居酒屋に直行、昼飲み。
上野・アメ横丁をチョット脇に入ったその居酒屋(地魚屋台浜ちゃん)、
建屋内に収まらず、テーブルを軒下に置き、その外周を半透明のビニールシートが囲っている。
平日昼3時過ぎ、入口と書かれたビニールシートをくぐる。
既に、ほぼ満席。
先客は、ナント、2、30代の女性同士、カップルが多い。
で、競馬、競艇新聞と赤ペンを持ったオジサンは一人もいない。
そして、テーブルや椅子は、リサイクル店で扱っているようなアルミ製。
取り皿もプラスチック製。
イイ感じ。イイ感じの居酒屋だ。
こんな雰囲気の居酒屋、スッと店内に馴染める。
ビニールシートをくぐり、すんなり案内されると思いきや、
「同席になりますが、」と、
案内されたのは、店奥に進み建屋の向こう側に出て、建屋外に出たテーブル席。
ここでもビニールシートがカーテンとなり、外気を遮っている。
寒くはない。
ここで、30代前半同士と思われるカップルと同席となった。
刺身・天ぷらがテーブルに並んで間もない時分だったろか、
席に着いて30分程度過ぎた頃、
テーブルを囲んだ4人は、なんとはなしに話始まり、そして盛り上がる。
カップルは職場が一緒で、本日定休日なのだ。という。
イケ面仕事やる気マンマン男子とチャーミングで気が優しい系美女子。
この居酒屋目当てに、上野にやってきたという。
ひと昔前には、こんな光景はなかった。
時代は変わる。と実感。
こんな年寄りオジさんでも、飲み相手、話相手となってくれる。
小一時間を共有。
こんな年齢になっても、いろんな処に出会いがある。
愉快、愉快。
(イメージ写真下に続く)

そして、2次会。
午後6時過ぎ。先輩と場所を移す。
そこで、衝撃の事実を聞く。
十数年前に、息子さんを亡くしたという。
当時21歳。友人とドライブ中に、事故で友人と伴に身罷(みまか)ったという。
まさに人生はこれから、という時期だったろう。
どんなに口惜しいことなのか。
どんなに切ないことなのか。
どんなにくやしい事なのか。
子供に先立たれる事ほど、こころ萎えさせ、凍てつかせることはないのかもしれない。
身を削った者にしか、分からないことなのだろう。
身を削った者にしか、その心情は共有できないだろう。
数年掛け、ようやく日々の生活を営めるようになってきた。という。
息子に会いたいと願い、布団に入ることもあるという。
そんな時、時として夢の中で会えることもあるのだ。と笑って言う。
人はそれぞれ人生を背負っている。
人は一見するだけでは背負っている人生は判らない。
目頭を抑える。
合掌。
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/ FP事務所 ネクストプレイン /
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